パニック障害体験記

パニック障害で苦しんでいる人への助けになれるような記事を書きたいです!

パニック障害の克服する人たちへ~私の闘病記~②(発症から1か月目)

 前の記事でパニック障害を発症した成り行きを記していきました。この記事ではパニック障害と向き合い克服していく体験記を時間の経過とともに記していきたいと思います。

~発症して1か月目が一番キツい~

 さて、突然のパニック障害の発症から1か月間ですが、この時期が一番キツかったといっても過言ではありません。身体は重く食欲もない、おまけに一日に何度も発作を起こす毎日で自分の身に何が起きているのかさっぱり分かりませんでした。

 そこでまず僕が行った行動は、仕事を休業して身体の回復に専念することにしました。会社員で社会保険に加入している方は健康保険から傷病手当金というものを申請したらもらえるというのを病院から聞き、診断書をもってまず会社に休業の申し出を行いました。車通勤だったのですが、自分で運転する事もできなかったので親にお願いして会社まで連れて行ってもらい事情を話してしばらく休養を取りたい事を伝えました。
 過重労働をさせていたという自負があったのかも分かりませんが、会社側は快く休業の申し出を受け入れてくれました。その後、一人暮らしをしているアパートから実家に一時的に帰り、家族に事情を話し症状の回復に専念する事にしました。

~身体パニック障害と向き合い始めた第一歩~
 まず一番最初に行った事は、家から50m先の売店まで歩いていく事でした。そんな普通の事、と思う方もいるかもしれませんが、それすらも出来なくなるのがパニック障害であり、僕にとってはその現状を受け入れ挑戦していく最初のスタートでもありました。
発作がでないように薬を飲み、手には飲み物を持って出発しました。
1分もかからない売店ですが、少し歩いては発作が出て家に戻っての繰り返しで結果的には売店まで辿り着いたのに半日近くかかりました。
 それから1週間は家から売店に行くことを目標として毎日発作を起こしながら挑戦して1週間後には飲み物と薬はかかせませんが、普段通り行けるようになりました。そこから徐々に難易度を上げていき、1日目は家から出ることも出来なかったのが1か月後には車で会社までの道のりは行けるようになりました。

~まず出来ない事を受け入れる事が何より大事~
 パニック障害を克服する上で大切だなと感じたのは、今までの自分をリセットする事でした。出来なくなった事が多すぎて絶望しか感じていなかったのですが、絶望していても症状が回復するわけではありません。まずは自分の立ち位置を確認して、出来ないことを受け入れてコツコツとクリアしていく事が地道ではありますが、確実な方法だと思います。
 ですので、現在、絶望感を感じている方は、必ず回復する症状なのでまずは、現在の自分を受け入れ少しずつでもいいのでコツコツと行動していくようにしていきましょう。